積立投資を始めると
「全然増えない」
「むしろマイナスなんだけど…」
と不安になる人は少なくありません。
積立投資は「始めてすぐ増える仕組み」ではありません。
特に最初の数年は、増えない・マイナスになるのが普通です。
ですが、資産形成には「最初ほど苦しく、後半ほど加速しやすい」という特徴があります。
この記事では、投資を始めたのに資産が増えないと感じる理由と、新NISA積立投資の基本的な仕組みについて分かりやすく解説します。
新NISAを始めたのに資産が増えないと感じる理由
新NISAを始めたのに、評価額がマイナスになると不安に感じますよね。
SNSでは
「◯年で◯百万円増えた」
「資産形成が加速した」
といった投稿も多く、自分だけ成果が出ていないように感じやすくなります。
ですが、積立投資は短期間で結果を見るものではありません。
特に最初の数年は、元本がまだ小さいため、大きな利益も出にくい時期です。
たとえば100万円を年利5%で運用できた場合、増える金額は年間5万円程度です。
さらに相場下落が重なれば、一時的にマイナスになることもあります。
新NISA積立投資の基本的な仕組み
実際に、「資産0円から100万円」までにかかる期間と「1,000万円から1,100万円」になるまでの期間を見てみましょう。
| 積立額 | 0円→100万円 | 1,000万円→1,100万円 |
|---|---|---|
| 月1万 | 7年 | 1年7ヶ月 |
| 月3万 | 2年8ヶ月 | 1年2ヶ月 |
| 月5万 | 1年8ヶ月 | 11ヶ月 |
| 月10万 | 10ヶ月 | 7ヶ月 |
| 月20万 | 5ヶ月 | 5ヶ月 |
| 月30万 | 4ヶ月 | 3ヶ月 |
毎月積立額が1万円の場合、資産0円から100万円になるまで7年かかります。
一方、1,000万円から1,100万円までは、1年7ヶ月と約5年短くなります。
これは、元本が増えるほど、「お金が働く力」が強くなるからです。
最初の100万円を作るまでは時間がかかります。
ですが、資産が増えるほど「お金が働いて増える力」も強くなっていきます。
「まずは1,000万円をがんばって貯めろ!」と言われるのは、この「増加スピードの変化」を実感しやすくなるからです。
逆に月30万円積立てられる方は、0円からでも1,000万円からでもほぼ同じ3〜4ヶ月で達成してしまいます。
これは「入金力」が圧倒的に強いからです。
毎月いくら投資にお金を回せるかにもよりますが、投資を始めてから3年〜5年は評価額の増減を気にしすぎないことも大切です。
まずは積立設定を自動化しましょう。
日々の値動きを気にしすぎず、淡々と積み立てを続ける仕組みづくりが大切です。
不安になったときにやってはいけないこと
投資をしていると、必ずと言っていいほど「不安になる時期」が来ます。
暴落がきて、SNSで悲観的な情報が増えたりすると
「このまま積立を続けて大丈夫なのか…」
と感じるのは自然なことです。
ですが、その不安なタイミングで感情的に動いてしまうと、資産形成がうまくいかなくなるケースも少なくありません。
特にやってしまいがちなのが
- 積立を止めてしまう
- 含み損に耐えられず売却する
- SNSの情報で投資先をコロコロ変える
- 短期間で結果を求めすぎる
といった行動です。
中でも多いのが、「下がったタイミングでやめてしまう」ことです。
積立投資は、価格が下がったときにも買い続けることで、平均購入単価を下げられる仕組みです。
ですが、不安になって積立停止や売却をしてしまうと、その後の回復局面で資産を増やすチャンスを逃しやすくなります。
また、SNSやYouTubeを見すぎるのも注意です。
暴落時ほど
「もう株は終わり」
「今は危険」
といった強い言葉が増えます。
逆に上昇相場では、
「今すぐ投資しないと乗り遅れる」
という空気になりがちです。
ですが、感情が大きく動いているときほど、冷静な判断は難しくなります。
積立投資で大切なのは、「常に正しい判断を当て続けること」ではありません。
むしろ
「大きく失敗しないこと」
「途中で退場しないこと」
のほうが重要です。
完璧なタイミングを狙うより、積立を仕組み化して、淡々と続けることのほうが大切です。
結局、長期投資で一番強いのは、「不安な時期を乗り越えて続けられた人」だったりします。
積立投資では、始めて数年マイナスなのは珍しくないので、長期でコツコツ運用していきましょう。

まとめ
積立投資では、最初の数年は資産が増えにくく、不安になることも珍しくありません。
ですが、積立投資は「短期間で一気に増やすもの」ではありません。
最初は増えにくくても、続けることで少しずつ「お金が働く力」が大きくなっていきます。
だからこそ大切なのは
- 積立を止めないこと
- 暴落時に感情的にならないこと
- 途中でやめないこと
がとても重要です。
最初の数年で結果が出なくても焦る必要はありません。
時間を味方につけながら、コツコツ資産形成を続けていきましょう。
