オルカンは高すぎる?暴落を待つべきか考えてみた

暴落待ちの落とし穴

新NISAが始まって以降、オルカンを含む株式市場は大きく上昇しています。

  • 「今から始めるのは遅いのでは?」
  • 「もうすぐ暴落するのでは?」
  • 「暴落してから買った方が得では?」

と感じている人も多いと思います。

しかし私は、暴落を待つべきではないと考えています。

いつ暴落が来るかを予想することは難しく、タイミングを待つ行動は結果的に機会損失につながりやすいからです。
一方で、投資は市場に長く資金を置いているほど成果が積み上がりやすいという特徴があります。

この記事では、オルカンが高く見える今、「暴落を待つべきなのか」それとも「今から始めるべきなのか」という点について、私なりの考えを整理します。

目次

「暴落したら買おう」という考え方の危険性

実際eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、1年で約44%、3年で約110%と大きく値上がりしました。(2026年6月時点)

そこで、「暴落が来るまで待とう」と考えてしまいますよね。
しかし「暴落したら買おう」という作戦には大きな問題があります。

暴落しても買えるとは限らない

「暴落したら買おう」
そう考える人は多いと思います。

しかし、実際に暴落が来たときに買える人はそれほど多くありません。

暴落中は悲観的なニュースがあふれます。
そんな状況の中でお金を投じるのは簡単ではありません。

さらに、

  • 買ったあと、更に下落する
  • 追加で買っても更に下落する
  • 低迷したまま上がらない

という状況になることも珍しくありません。
頭では安く買えていると分かっていても、恐怖が先に立ちます。

「今度はこのまま相場が戻らないのでは?」
そんな不安が頭をよぎります。

底値は誰にも分からない

SNSを見ると、株価を予想する投稿をよく見かけます。

しかし、それらはあくまで予想です。
本当にそこが底値だったのかは、結果が出た後でしか分かりません。

『ウォール街のランダム・ウォーカー』では、「目隠ししたサルが選んだ銘柄が専門家と大差ない」という例え話が紹介されています。

それほど市場予測は難しいということです。

さらに厄介なのは、相場の回復は突然やってくることです。
投資の世界には「稲妻が輝く瞬間を逃してはいけない」という言葉があります。

株式市場のリターンの多くは、ほんの数日の大きな上昇によって生み出されます。
その上昇日は、暴落の直後に現れることも少なくありません。

底値を待っている間に相場が反転し、その上昇を逃してしまう可能性もあります。

「未来は誰にも読めない」
そう割り切り、私は市場に居続けることを重視しています。

暴落後の価格が今より安いとは限らない

「暴落したら買おう」
という作戦には、もう一つ落とし穴があります。

それは、暴落後の価格が今より安いとは限らないことです。

あくまで一例ですが、以下のようなことが起こり得ます。

例えば現在の価格が100だとします。

  • 数年後に150まで上昇する
  • その後30%暴落する

とすると、価格は105になります。
30%も暴落したのに、今より高い水準です。

つまり
「暴落したら買おう」と待っていた結果
「今買った方が安かった」ということも十分あり得ます。

未来の暴落時期も、その時の価格も誰にも分かりません。

インデックス投資の生存戦略

ここまで読んで、
「じゃあ結局どうすればいいの?」
と思った人もいるかもしれません。

私の結論は「未来を予想しないこと」です。

インデックス投資は、「来月の株価はどうなるか」を当てる投資ではありません。
「20年後、30年後も世界経済は成長しているだろう」という考えに基づいて、市場全体に投資する手法です。

だから私は、

  • 株価予想をしない
  • 暴落を待たない
  • 感情で売買しない

ことを意識しています。

高値か安値かを考えるよりも、市場に居続けることの方が重要だからです。
私は来年の株価ではなく、20年後、30年後の世界経済の成長に賭けています。

まとめ

オルカンが大きく上昇している今、
「暴落したら買おう」
と考えるのは自然なことだと思います。

しかし、

  • 暴落しても買えるとは限らない
  • 底値は誰にも分からない
  • 暴落後の価格が今より安いとは限らない

という問題があります。

インデックス投資は、タイミングを当てる投資法ではありません。

未来の株価を予想するのではなく、長期的な世界経済の成長を信じて市場に居続ける投資法です。

オルカンが高いかどうかは分かりません。
でも、未来の暴落も分かりません。
だから私は暴落を待たず、今日もオルカンを積み立てています。

インデックス投資を難しくしている「感情」について、こちらの記事で詳しく書いています。

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