【新NISA】オルカンとS&P500を比較|私がオルカンを選んだ理由

新NISAオルカンを選んだ理由

新NISAの投資先として人気なのが、オルカン(全世界株式)S&P500です。

私自身もどちらにするか悩み、リターンやシャープレシオ、標準偏差などを比較して検討しました。
その結果、過去の実績ではS&P500がやや優勢でしたが、私は「オルカン」を選びました。

理由は、ターンの高さよりも、心穏やかに投資を続けられることを重視したからです。

この記事では、オルカンとS&P500のデータを比較しながら、私がオルカンを選んだ理由をまとめます。

目次

私がこれまで買っていた投資信託

現在、追加している投資はオルカン一本にしています。

ただ最初からそうだったわけではありません。
投資を始めた頃は、「分散投資が大切」と考え、さまざまな資産に投資していました。
実際に保有していたのは

  • 国内株式(日経平均)
  • オルカン
  • S&P500
  • 新興国株式
  • 先進国債券
  • 国内REIT
  • 先進国REIT

などです。


当時は、複数の資産に分散することでリスクを抑えながら資産形成を進めようと考えていました。

しかし、投資信託の本数が増えるにつれて、資産配分を考えたり、リバランスしたりすることが少しずつ負担になっていきました。

もちろん分散投資にはメリットがあります。
ただ、私の場合はまだ働いて収入を得られますし、毎月積み立てを続けられる入金力もあります。

それなら、債券やREITまで含めて細かく管理するよりも、株式に集中してシンプルに運用した方が自分には合っていると考えました。

オルカンとS&P500を比較してみた

オルカンを選ぶ前に、私もかなり迷ったのがS&P500です。
実際、ここ数年のリターンだけを見るとS&P500は非常に優秀です。
そこで、SBI証券のデータをもとに、オルカンとS&P500を比較してみました。

なお、今回比較したデータは最長でも過去5年です。
私自身は20年以上の長期投資を前提としているため、この結果が将来も続くとは考えていません。

トータルリターン

まずは、どれだけ増えたかを示すトータルリターンを比較してみます。

期間オルカンS&P500
1年46.40%45.83%
3年27.12%28.75%
5年19.23%21.49%

※2026年4月末時点のSBI証券データ
※3年・5年の指数は年率換算となります。

1年リターンではオルカンが上回っていますが、3年・5年ではS&P500が上回っています。
過去5年ではS&P500が優勢でしたが、差は年率で約2ポイントでした。

もちろん長期では大きな差になる可能性がありますが、私はそれだけで投資先を決めるほどの差とは感じませんでした。


ただし、投資信託を比較する際はリターンだけを見るべきではありません。

  • どれだけ大きな値動きがあったのか。
  • どれだけ効率よくリターンを得られたのか。

そうした視点も含めて考える必要があります。

シャープレシオ

次に、シャープレシオを比較してみます。
シャープレシオとは、簡単に言うと「取ったリスクに対して、どれだけ効率よくリターンを得られたか」を表す指標です。

一般的に、数値が高いほど効率の良い運用だったと考えられます。

期間オルカンS&P500
1年2.962.74
3年1.861.73
5年1.331.30

シャープレシオは全期間でオルカンが上回っていました。
ただし、5年では1.33と1.30と、差はわずか0.03です。

両者の効率に大きな差はないように感じました。

標準偏差

次に、値動きの大きさを表す標準偏差を比較してみます。

標準偏差は、数値が大きいほど値動きが激しく、小さいほど値動きが穏やかであることを示します。

期間オルカンS&P500
1年15.4516.50
3年14.4516.50
5年14.3916.46

標準偏差は全期間でオルカンの方が低い結果でした。
リターンではS&P500が上回っていましたが、その分だけ値動きも大きくなっています。

とはいえ、両者の差はそれほど大きくありません。

私がオルカンを選んだ理由

ここまで、オルカンとS&P500を比較してきました。

過去のリターンだけを見るとS&P500が優勢です。

一方で、シャープレシオや標準偏差まで含めて見ると、両者に決定的な差があるとは感じませんでした。
もちろん、今後もS&P500が高いリターンを出し続ける可能性はあります。

それでも私がオルカンを選んだのは、数字以外の部分を重視したからです。
投資を続けていると、

「日本株が伸びている」
「インド株が好調らしい」
「台湾や新興国の存在感が増している」

といった話題を目にすることがあります。

私自身、日本株が上昇したり、新興国株が話題になったりすると、「そちらを買った方が良かったのでは?」と考えてしまうことがありました。

投資先を見直すたびに迷うくらいなら、最初から世界全体に投資しておいた方が自分には合っていると思ったのです。


その点、オルカンであれば世界全体に投資できます。
どの国が成長するかを予想しなくても、世界経済の成長を取り込めるのが魅力です。

私は投資先を選び続けることよりも、長く積み立てを続けることの方が大切だと考えています。
だからこそ、将来の国別リターンを気にし続ける必要がないオルカンを選びました。

債券を組み入れなかった理由

資産形成の王道として、株式と債券を組み合わせる方法があります。
債券を組み入れることで値動きを抑えられるため、理にかなった考え方だと思います。

ただ、私は今回の新NISAではオルカンを中心に運用することにしました。

理由は、まだ働いて収入を得られており、毎月積み立てを続けられる入金力があるからです。
相場が下落しても、新たな資金で買い増しができます。


そのため、今の資産形成期においては、債券を増やしてリスクを下げる必要性をあまり感じませんでした。

もちろん、債券を全く持っていないわけではありません。
これまで保有してきた先進国債券はそのまま保有しています。

ただし、新たに買い増す予定はありません。

また、ポートフォリオの約7%は現金で保有しています。

この現金は生活防衛資金とは別枠で、

  • 暴落時の買い増し資金
  • 急な支出への備え
  • 生活防衛資金の予備

として考えています。

リタイアが近づいたら、改めて債券比率や資産配分を見直すつもりです。
しかし今は資産形成期です。
私は債券で値動きを抑えるよりも、株式に集中して長期で資産を増やすことを優先したいと考えています。

子どもNISAでもオルカンを選びたい

2027年から始まる子どもNISAでも、オルカンを積み立てたいと考えています。

正直なところ、我が家は夫婦2人分のNISA枠3,600万円を使い切れなそうです。

そのため、あえて子どもNISAを利用する必要はありません。
それでも利用したいと思う理由は、金融教育です。

子ども手当を使い、オルカンへ月1万円を積み立てる予定です。
投資を特別なものではなく、身近なものとして感じて欲しいからです。

学校ではお金について学ぶ機会が多くありません。
だからこそ、子どもには早い段階で「お金にも働いてもらう」という考え方を知ってほしいと思っています。


毎月少しずつでも積み立てを続ければ、お金が働いて増えていく仕組みを自然と学ぶことができます。

働いて稼ぐだけではなく、お金にも働いてもらう。
その考え方を知っているかどうかで、将来の選択肢は大きく変わるはずです。

オルカンを選ぶ理由は、私自身と同じです。

私たちの運用期間が20年、30年だとしても、子どもは60年、70年と長期運用になります。

その間に、どの国が成長し、どの国が世界経済の中心になるのかを予想することはできません。

特定の国に賭けるのではなく、世界全体の成長を取り込むオルカンが良いなと思います。

子どもには、シンプルで長く続けられる投資を知ってもらいたいと思っています。

まとめ

オルカンとS&P500を比較すると、過去のリターンではS&P500が優勢でした。
一方で、シャープレシオや標準偏差まで含めて見ると、両者に決定的な差があるとは感じませんでした。

だからこそ私は、「長く続けられるか」を重視しました。

投資を始めた頃は、国内株式、先進国株式、新興国株式、債券、REITなど、さまざまな資産に分散投資していました。

しかし、資産配分を考えたりリバランスしたりすることが少しずつ負担になり、もっとシンプルな運用をしたいと思うようになりました。

また、将来どの国が成長するのかを予想し続けるのも難しいと感じています。

  • 日本株が伸びるかもしれない。
  • インド株が伸びるかもしれない。

あるいは今後、世界経済の中心が別の国へ移るかもしれません。

そんな未来を予想するのではなく、世界全体の成長を取り込めるオルカンが私には向いていると思いました。

投資の世界にも流行り廃りがあります。

そのたびに投資先を乗り換えるのではなく、私は「これなら何十年でも持ち続けられる」と思える商品を選びたい。
リターンの最大化よりも、迷わず続けられることを優先しました。

その答えが私には「オルカン」でした。

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